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リアルなファミリー!『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック&グウィリム・リー&ジョー・マッゼロ直撃インタビュー – コラム

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常識を打ち破り世界を変えた伝説のバンド、クイーンの生き様を、魂に響く28の名曲とともに贈る映画『ボヘミアン・ラプソディ』が本日11月9日(金)に封切られた。それに合わせて来日した"クイーン"の3人、ラミ・マレック(フレディ・マーキュリー役)、グウィリム・リー(ブライアン・メイ役)、ジョー・マッゼロ(ジョン・ディーコン役)を直撃! トム・ハンクスとスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた戦争ドラマ『ザ・パシフィック』ですでに共演していたラミとジョーをはじめとしたキャストがクイーンと同じくまるで本物のファミリーのように仲が良いところはジャパンプレミアや記者会見でも垣間見えたが、このインタビューも絆の深さを感じさせる、和気あいあいとしたものになった。

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――音楽総指揮としても名を連ねるクイーンのメンバー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーから直接指導があったそうですね。

ラミ:彼らからフレディ役として受け入れてもらえたことは最高だった。ブライアンとロジャーが温かく接してくれて、今では僕の友人だと言えること、彼らとフレディについていろんな話ができたのは素晴らしいことだ。フレディの妹であるカシュミアさんと親しくなれたこともね。クイーンの栄光に多少なりとも貢献できたなら嬉しい。ブライアンたちに僕らの映画を喜んでもらえたのでやった甲斐があったと思えたよ。

グウィリム:まず5週間リハーサルを行ってから撮影に入ったんだけど、初日にブライアンと会ったんだ。彼からは、「とてもいいけど、君がロックスターであることは忘れるなよ。もっとエゴを出していくんだ」と言われた。自信を持っていけ、と励ましてもらったんだと思っている。世界でも有数のロックギタリストから「君はロックスターだ」と言ってもらえるなんて、最高の経験と言っていいんじゃないかな。

ジョー:ブライアンたちと会った日のことは忘れられないよ。ライブ・エイドのシーン初日に彼らが来ると聞いて、僕らは焦ってどこかに隠れるか、体調を崩したから演奏できないと言い訳したい気分になった。実際に会った彼らは本当に温かくて、僕らをハグしてくれたんだ。僕が演じるジョンは現場にいなかったので実は心配だった。ブライアンとロジャーは自分たち2人を演じる俳優のことしか気にしないんじゃないか、ってね。でも彼らは僕を含めた4人全員に目を配ってくれた。ブライアンが僕に言ってくれたんだ。「何か必要なら、教えてくれ。君もメンバーの一人だからね」とね。おかげで僕も安心して撮影に臨むことができた。彼らのサポートは本当に有り難かったよ。

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――本作ではそのライブ・エイドをはじめとした演奏シーンが印象的で鳥肌が立つほどでしたが、そうしたロックスタートしてのパフォーマンスの場面と、普通のお芝居をするシーンとの違いはあったのでしょうか?

ラミ:僕にとってフレディを演じることはうまく言葉で説明できないほど恍惚的な経験だった。俳優としてロックスターを演じることは、これまでにないほどアドレナリンの出るようなワクワクする体験だったよ。おかげで、ロックスターが公演の後でパーティに出掛ける理由がわかったんだ(笑)

ジョー:素晴らしい体験だったね。一瞬、映画を撮っていることを忘れてしまったくらいなんだ。最初にあの有名なライブ・エイドの場面を8、9日間かけて撮影したんだけど、すっかり入り込んでしまったから、その後で普通の演技を始めるのが妙な気分だった。まるで二つの仕事を一度にやっているみたいにね。でもそれこそが演技なんだ。普通ならできないはずの夢のようなことをやる、ということだよね。僕自身がロックスターになるのは無理だけど、それらしく見せてスターの気分をほんのちょっぴり味わうことができた。

ライブ・エイドの撮影は本当に最高だった。特に「Radio Ga Ga」を演奏している時は、観客たちが演奏に合わせて動いて、さらに横ではブライアンとロジャーが携帯で僕らを撮っているんだからね。まるで彼らが僕らのファンみたいに(笑) ちょっと不思議な気分だったけど、そんな特別な出来事に関わることができてすごく嬉しかったな。

グウィリム:僕も同じだね。30代にしてかつての憧れであったロックスターの気分を味わうことができた。先程、鳥肌が立ったという話があったけど、僕自身もクイーンのメンバーの一人として有名な公演を再現していた時に同じ感覚を覚えたよ。

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――ジョーさんが記者会見でクイーンのファンからSNSで熱いリアクションがあったとおっしゃっていましたが、他にどんなものがありましたか?

ジョー:たくさんあったよ。数人から、「なんてセクシーなのかしら」とベンに伝えてほしい、と頼まれたりね(笑) 悪いけどそれには返信しなかった。僕のことを好いてくれる人に優しくしたいからね(笑)

グウィリム:もらったメッセージのほとんどが、ファンからの温かい励ましだったよ。僕らはクイーンを演じることは責任重大で、ファンの期待を裏切ってはいけないと考えていたから、彼らから好意的なリアクションをもらえたこと、一種のファミリーとして受け入れてもらえたことは大きな意味があったよ。

ジョー:南米からもたくさんメッセージをもらったよ。スペイン語で何か言ってほしいって言われたりね。礼を欠いたり悪意のあるようなメッセージは皆無だった。僕自身は残念ながら本物のジョンと会う機会がなくて、会えたのはジョンの息子たちだったんだけど、話し方や動き方が彼と同じだとファンから言ってもらえたのは有り難かった。もしinstagramで僕にメッセージをくれたら、なるべく返信するようにするよ。

ラミ:僕自身はSNSをあまりやらないんだけど、本作をきっかけにクイーンの大ファンになった。フレディにもクイーンにも恋に落ちて、撮影が終わった後も彼らの曲をひっきりなしに聴いているんだ。フレディの妹のカシュミアさんとはロンドンでのプレミアの後で1時間半ほど一緒に過ごすことができた。彼女や6500人の観客にこの映画を喜んでもらえたこと、妹さんから、今後も連絡を取り続けたいし、ロンドンに来たらまた会いましょうと言ってもらえたことはまるで夢のようで、大きな達成感と誇りを与えてくれたよ。

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――本作の魅力の一つはクイーンがチーム、仲間として描かれていることですが、皆さんが俳優としてチームとして仕事をされるにあたって特に大切にしていることを教えてください。

グウィリム:僕にとっては共演者を意識することだね。演技というのは独りでできるものではないから。同じことがバンドにも言えると思う。自分のことだけを考えるのではなく、周りとのアンサンブル、コラボレーションを大事にすることで一緒に素晴らしいものを作り上げることができるんだ。

ラミ:僕がこの映画で好きなシーンは、台本に描かれていないんだ。僕らはライブ・エイドのシーンを演じた後、まるでマグネットのように一つになった。ファミリーになったんだ。今、テーブルに置かれている資料の写真(1975年にクイーンが来日した際、東京タワーの前で撮ったもの)から目が離せないんだけど、ぜひみんなで一緒にこれを再現したいと思う。

ジョー:(笑) 僕は(写真でジョンが着ている)白いスーツを買わないとね。

ラミ:実は昨日...僕の携帯はどこかな?

ジョー:何を見せるつもりなのかちょっと怖いな(笑)

ラミ:実は昨日の夜、みんなで寿司を食べに行ったんだ。ほらね。(と、携帯でお店の人と3人が一緒に写った楽しそうな写真を見せる) こういう風にみんなで一緒に楽しく過ごしているんだ。

本当にすごく仲がいいから、台本に書かれていないアドリブもうまくいくんだよ。本作の中で、僕演じるフレディが白いレザージャケット、これは本当はジミ・ヘンドリックスのものなんだけど、それを着て現れるシーンがあるんだ。その時にグウィリム演じるブライアンが言うセリフ、「怒ったエリマキトカゲみたいだ」というのもアドリブで、そのセリフを聞いて僕が笑ったのは本心からの笑いなんだよ。特にジョーはしょちゅうアドリブしてたな。そういうことができるのも、僕らのケミストリーがいいからなんだ。そして本作は自由に演技ができる環境だった。そういうことって結構珍しいんだ。

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ジョー:僕は子どもの頃から演技をしているんだけど...。

ラミ:え、本当に?

全員:(笑)

ジョー:ああ、そうなんだ。これが僕の履歴書だよ(と、テーブルの資料を見せる)。幼い頃、オーディションに臨む際にいつも父から言われていたのが、「リアルに演じろ(make it real)」という一言だった。それが僕の演技におけるモットーなんだ。誠実に演技をするということだね。

ラミ:「リアルに演じろ」...か(その言葉を携帯に打ち込むフリをする)

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――戦争ドラマの『ザ・パシフィック』でラミさんとジョーさんは共演されていますが、みなさんとしてはこれが初の共演だったんですよね。先程ラミさんが「ライブ・エイドのシーンの後でファミリーになった」とおっしゃっていましたが、あなたたちご自身がまるでファミリーのようだと実感した瞬間を教えてください。

ジョー:「Another One Bites the Dust」の時かな。もともと11年前からラミと僕は友人だったし、他のみんなともすぐに仲良くなったんだ。そして僕らはバンドとして一緒に演奏していたけど、実際にはテープの音を流していたから、もしミスをしてもバレないようになっていた。でも、「Another One Bites the Dust」という曲が生まれるシーンでは、出だしのリフの部分で僕がどうしても生演奏しなくちゃならなくてね。だから、「今日は実際に演奏してくれ」と言われた僕は内心焦りながらも「わかった。問題ないよ」と言ったんだ。すると、グウィリムが「じゃあ、僕も実際に演奏しよう」と言ってくれてね。(ロジャー役の)ベン(・ハーディ)はいつも実際にドラムを叩いているから、そこへラミから「僕はいつ入ればいい?」と聞かれて「好きなタイミングでいいよ」と答えた時、"僕らは本物のバンドだ。バンドのように会話し、演奏しているんだ"と実感したよ。互いに努力してきて、信頼し合っているからできることなんだと思って、すごく満たされた気分だった。

ラミ:『ザ・パシフィック』で共演した時、ジョーは主役だった。彼から多くを学んだよ。彼が言ったかどうかわからないけど、ジョーは子どもの頃から俳優をやっているんだ。

全員:(笑)

ラミ:例えば、僕が今身に着けているリーダーシップは何年も彼が教えてくれたものなんだ。僕らはずっと友達で、今回彼は出演が決まった時にこういうテキストメールを送ってくれたんだ。「この映画で君をサポートできることにワクワクしているよ」 それがすべてだね。あの時のことを思い出したら胸がいっぱいになっちゃったから、このくらいにしておこう。(言い終わった後、隣に座っていたジョーの頬にキス)

ジョー:写真は駄目だよ!(笑)

グウィリム:人と人との絆というのは、うまくいっている時はもちろんだけど、困難な時には特に重要な意味を持つと思う。だから、僕がみんなとのつながりの強さを実感したのは、全員で大変な時を経験した時だね。

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――ブライアンとロジャーと話す機会があったそうですが、彼らからフレディに関してどんなことを聞いたのですか?

ラミ:二人からはいろんなことを聞いたけど、中でも印象深いのはフレディが平和主義者ということだね。あと、フレディはいつも時間を無駄にせず、素晴らしい音楽を作ることに情熱を燃やしているとも言っていたな。これはブライアンが言っていたことだけど、病に倒れたフレディは衰弱して一緒にスタジオ収録することはできなかったけれど、音楽を作り続けたいと言ったそうだ。ブライアンとロジャーが作った音源を送ってくれれば、それに歌声をつけたものを送り直すし、自分で作った曲も歌声をつけた状態で送るとね。フレディの音楽に対する情熱がどのくらいかは知っているつもりだったけど、その話を聞いて、自分の予想よりもはるかに情熱を抱いていたことを知ったよ。

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フレディを中心としたクイーンの情熱がスクリーンを通じてよみがえる『ボヘミアン・ラプソディ』は大ヒット公開中。
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Photo:
ラミ・マレック、グウィリム・リー、ジョー・マッゼロ
『ボヘミアン・ラプソディ』
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